東京・池袋「婚活エグゼ」チーフアドバイザーの坂田です。
全国的に「まん防」が解除されましたね。気候もよくなり「これからは、今までよりも少し精力的に婚活しよう!」と思っている方も多いのではないでしょうか。もちろん基本的な感染対策は、引き続き行っていきましょう!
お見合いに限らず、とにかく最初の「顔合わせ」は緊張しますよね。
私の運営する「婚活エグゼ」では希望者にはスタイリングのアドバイスや、お見合の同行も可能です。ただ「二人きりで会う」と言うケースは多いと思います。その約1時間あまりでどんなことを話すのか。また質問をするのか?
答えは「雑談」です。
「ええ〜!」と突っ込まれそうですが、それが大事です。雑談というか、会話のキャッチボールがお互いスムーズにできるかどうかです。
事前に相手のプロフィールをよく読んでおくこと、また自己紹介文で自分が何を書いているのか、それに対して質問されたどんな事を答えるのか。ネタ的な部分も含めて、考えておく必要はあります。
ただ「会話は生もの」なので、そんな予定通りにはなかなかいかないですよね。その場合は、自分が一方的に話すのではなく、相手の話をよく聞きましょう。
映画好きな男性なら、
・映画はどこで見ているのか?
・映画館、マイナーな劇場、Netflix、アマゾンプライム…
・どんな映画が好きなのか?
・邦画、洋画、恋愛、SF、アメコミ、アニメ、ホラー…
・最近見た映画は?
・その映画の何が面白かったのか?
「映画がお好きなんですね」。これで終わったら、それ以上会話が続きません。
他にも「そうなんですね」とか「なるほど〜」「すごいですね」とか。よく使われがちですが、一言で閉じてしまう言葉、それを使うと話題は膨らまず、次々に話題を変えていかなければなりません。盛り上がれそうな相手だとよいですが、初対面であればちょっとしんどくなってきます。
例えば料理を作るのが好きな女性なら
・和洋中、何が好きなのか?
・最近作った中で、うまくいったものはなにか?
・どんな食材が好きか?
・好きな味付けや調味料
・どこで買い物をするのか(個別の店舗を特定するような聞き方ではなく)
・外食するならどんなお店にいくのか
食は老若男女問わず、いくらでも話題や質問はありますね。
相手の好きなことは、知識や情報があまりなくても聞いてみれば、「面白い考え方をしているなあ〜」とか、こだわりや趣味趣向もわかってきます。
とにかく「会話をプツプツ途切れさせない」。これがめちゃ大事です。
「エグゼ」では、相手のプロフィールに合わせて、具体的にどんな話をすればいいか、どんな質問をすればいいか、自分が質問された場合、どういう答え方をすればいいか、
会員の方とは、事前にシミュレーションして、アドバイスしています。
色々準備はしながらも、もし一つのネタで盛り上がって1時間過ぎてしまえば、それはそれで最高だと思います!
そんな相手なら、お互いにまた会いたいなと思うでしょうし、次に会った時に、他の話もしていけばよいのです。
あまり焦って、最初の出会いから色々な情報を聞き出そうとしたり、逆に聞かれても、いきなり「ガブリ寄られている感じ」で、私だったら ドン引きします(笑)。
例えば仕事のことや、趣味、休日に何をして過ごしているか、そんな中にはいくらでも話題があるので、会うたびに徐々に色々な話をしていけばよいと思います。
結婚相談所は、恋愛よりも成婚までのゴールは早いですが、でも順序立てて会話を深めていくのと、最初から条件を色々聞き出そうとするのでは、全然違います。
よくあるNGとして、
・料理は得意ですか?
・何が作れますか?とか
・健康で子供を産めますか?
とか、こんなこと聞いたら、それは会話じゃなくて「上から面接」ですよね。これでは続かなくなります。
リアクションは薄いよりも大げさくらいの方がよい。
コロナ禍でほぼマスクをして会話するのが日常ですよね。そうすると、口の動きが見えないのと、声が通りづらいので、余計、聞き取りにくくなります。レジとかで「ええっ?」、日本中の国民が、何度聞き直しているんでしょうか。
顔の表情が見えない時ほど、普段よりもリアクションを大きくするとか、少し大きめに声に出して反応してあげるとか、それくらいやらないと、コミュニケーションがとりづらい状況になっています。周知の仲ならばともかく、よく知らない相手ならなおさらです。
・それは凄い!
・流石ですね!
・面白い!
・このお店の料理、美味しかった〜!
・今日行った〇〇、楽しかったからまた来たいです!
なんでもいいんです。
会話の中でそんなリアクションを混ぜると、相手も嬉しいのではないでしょうか。
一番しんどいのは、リアクションがないこと
どんな会話をしても、リアクションが薄いと会話が続かないですよね。
「〇〇なんです」
「そうなんですか」
「〇〇がお好きなんですね…」
「でも本当は、それほどこだわりはないんです」
こんな会話だと盛り上がりませんね。プツプツと話題が途切れてしまう。
これを私は「スタッカート会話」と名付けています。
一つ一つの質問に相槌をうったり、愛想なく終わらせてしまうと、
次々に話題を繰り出さなければならず、息切れがして会話が続きません。
おしゃべりが得意ではなくても、生きてきた人生の経験値の中で「何かは話せるはず」です。それを丁寧に話すだけでも十分です。
私の周囲にはあまりいませんが、経理事務の仕事をしている方がいるとして、その方が「エクセルが得意」だったら、それは凄いと思うんです。
私は、エクセルは基本的な使い方しかできませんが、もしその方が、関数とか使いこなせれば、それはもう凄いなと思ってしまいます。
お見合いでは、ホテルのラウンジやカフェをよく使います。ホテルって、装飾がオシャレだったり、植林がキレイだったりしますよね。
あるホテルのラウンジで、庭を見ながら男性が「今日はお天気が良く、新緑がキラキラしてキレイですね。」と話をしても、お見合い相手の女性は、そちらの方向をチラッと見ただけで、ノーリアクションでした。
みなさん、どう思いますか?
・ほんとにキレイですね!
・言われないと気づかなかったです。
・お花が咲いているとなおいいですね
・気持ちのいい季節になりましたね。
正解はなく、何でもいんです。
でも不正解はあります。それは
・問いかけたことにリアクションをしないこと
・別の話題で返すこと
なんです。
これはよくない!!
投げかけた言葉が吸収されて反応しないタイプ、これを私は「スポンジ対応」と呼んでいます(笑)。相手の言葉を吸収して返さないタイプですね。
その人が何を考えているのか、季節や天候にも、お相手(自分)にも?
興味がないのか、とにかく??になります。
マスク時代だからこそ、相手の会話には意識してリアクションしてみましょう。「婚活エグセ」では、一人一人の嗜好やキャラクターに合わせた「きめ細かいデートアドバイス」もしています。