東京・池袋「婚活エグゼ」チーフアドバイザーの坂田です。

 

少しずつ春の陽気を感じる季節になりました。コロナについては徐々にマスクをしない方向になっていますが、私は花粉でマスクが手放せません(泣)。鼻はムズムズ、目は痒く…。

 

 

昼間もコンタクトレンズを外してアイボンしています。花粉症のみなさん、がんばって乗り切りましょう!

 

今回のテーマは

結婚は「日常領域」を越えたところにある。

醍醐味と思うか、リスクと捉えるか。

 

そもそも論ですが、なぜ「未婚率が上がっているのか」を考えてみると、

 

・経済的に不安

・自由な時間がなくなる

 

どんなアンケートでも、だいたい上がってくる主な理由がこの二つです。

 

 

経済的に不安

 

結婚するためには、お金がかかるイメージがあると思います。結婚式や結納など、日本では、当たり前のように行なってきた行事や慣習も、いまは徐々になくしたり、縮小傾向です(都会と地方では違うと思いますが)。いわゆる「新婚旅行」も、行く人もいれば、いかない人もたくさんいます。

 

いまは旅行や結婚式でお金を使うよりは、二人の「生活準備資金に回した方がいいよね」、という流れはあると思います。

 

 

結婚する際に、一部の別居婚を除けば、「同居」するわけですが、そこには、引越し費用や敷金・礼金、また家財道具などの実費経費が必要です。ただしある程度社会人として仕事をしていれば、引越し費用程度は捻出できるのではないでしょうか。

 

また家具なども、お互いのものからチョイスすればよいので、何もかも新しく買い揃える必要はまったくありません。

 

以前にも書きましたが、いまは「共働き」で生活費を捻出していけば、むしろ一人暮らしよりも、食費、光熱費も安く収まります。二人で暮らしても、電気、ガス、水道代が、「一人暮らし×2倍」になることは少ないはずです。

 

 

個人の自由時間は、話し合ってきめる。

 

独身、特に一人暮らしであれば、仕事以外の時間は、100%自分のために使うことができます。結婚した場合、二人の共通の時間を過ごすことが多くなる分、独身時代のように100%自由になることは、物理的にありません。

 

自分のお金と自分の時間。この二つに共通することは何か。それは、経済的な不安も、自由な時間も、「自分のことだけを考えた視座に立っている」ということです。

 

お金がないと結婚できないわけではなく、収入が高くないと結婚できないわけでもありません!

 

実は、長年の情報社会の中で、そのように思わされていて、無意識に「自主規制」「自主忖度」してしまっている可能性があるのではないでしょうか?

 

 

自由に使える時間も、「一人の方がラク、楽しい」、という視点のみであって、誰かに「その時間を奪われる」という自分以外の人に時間を使うことがデメリット、もしくはコスパが悪い、という一人称になっていないでしょうか?

 

人間は社会性のある生き物なので、そもそも一人では生きられません。誰かの力を借りて、また貸して、協力し合いながら生きていく生き物です。

 

 

「自分以外に使った時間」が、もしかしたら一人でいる時よりも楽しかったり、嬉しかったりした場合、それは「一人称以上の喜び」を人生にもたらしてくれます。

 

結婚とは、他人と生活を共にすることです。当たり前ですね(笑)。

 

他人と暮らすこと自体が、自分でコントロールすることができない「予測不可能なこと」なわけで、それを「リスク」や「めんどくさい」と捉えるか、想定外の「喜び」や「楽しみ」と、捉えるかで大きく違ってきます。

 

 

ましてや子供が生まれた場合、大人の思考では想像できない行動をするので、これほど予測不可能な存在はありません(私も子供はいますので経験済みです)。

 

人間は孤独になると免疫力が落ちて病気にかかりやすく、余命も短くなる。

また孤独は、精神的に病んでいく可能性も高まります。

 

 

「いのち短かし、恋せぬおとこ」未婚男性の死亡年齢中央値だけが異常に低い件

独身研究家の荒川和久さんの記事です。

 

男性では未婚の死亡年齢がもっとも低く、67.2歳で未婚男性の半分は亡くなっていることになる。これはほぼ平均寿命平均と同一値の有配偶男性より14年以上も早い。

 

「ひえ〜」、じゃないですか!

 

 

若い方には遠い話に聞こえるかもしれませんが、要は「独身男性は早死する」、ということが、データ的に証明されているのです。

 

そこには、不安やストレス、栄養の偏り、不摂生もありますが、孤立や幸福度が低い、等の男性ゆえの遺伝的、精神的な要因もありそうです。

 

余談その1

私の妻は「歯科衛生士」として、高齢者施設、介護施設で口腔ケアをしています。どの施設でも、女性は集まって話をしたり集団で生活しているのに対し、そういう施設に入っている男性は、自分の部屋にこもっていたり、共有スペースにいても女性の集団とは離れて一人でいたりすることを、よく見かけるそうです。

 

寿命の話はともかく、誰かと過ごすということは、「自己完結の外に身を置く」ということです。

 

そこにはドキドキ、ワクワクもあれば苦労もある。でもその一つ一つが、「人生を豊かにしてくれる心のひだ」を増やすと考えれば、結婚はそう悪いものではありません。

 

 

恋愛もそうです。好きな相手のことを考えて、色々学んだり、オシャレをしたり、計画を立てたり…。孤独な生活では経験できないことが起こります。

 

「失われた30年」と言われ、日本経済に元気がないこともありますが、基本的には真面目で慎重な日本人の性格が、未婚率上昇の要因ではないかと判断しています。

 

 

余談その2

私が通っている美容室の店長(20代後半)が、今年、シンガポールにグループ初の海外店舗を出店します。

 

自分の髪をカットしてもらっていた人がいなくなるのは寂しいですが、「20代で海外に行って店を出す」なんて、すごくカッコいいし、必ず上手くいくと信じています。若い人が全て慎重で元気がないなんで、全然思いません!

 

婚活や結婚に不安があるのは当然です。私もその不安の前提に立って共有し、でも「前向きにパートナーを探したい」と思っている方々の相談役として、並走したいと考えています。

 

 

もし婚活やマッチングアプリでうまくいかなくて悩んでいる方は、気軽にご相談ください。

 

 

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