こんにちは。「婚活エグゼ」チーフアドバイザーの坂田です。
オミクロン株感染が急増し、まだまだ余談を許さない状況が続いています。弊社でも、感染リスクを考慮して、打ち合わせや面談もリモート希望が増えています。
先日、ニュースで
「結婚する男女の激減」が招く日本の恐るべき末路
2020年の婚姻数は戦後最少の52万5490組
という記事が出ていました。
https://toyokeizai.net/articles/-/505870
婚姻数は
1970年:102.9万組
2000年:79.8万組
2010年:70.0万組
2020年:52.5万組
と、50年前から約半分!になっています。
男女とも独身志向が高まっていたり、少子化で結婚していく年代の人口減が大きく影響しています。
婚姻数が減るということは、それと連動して出生率も減少。その先には総人口の減少に伴う国力の低下へと繋がると、この筆者は警鐘を鳴らしています。
2年以上コロナ禍が続き、結婚式を予定していたカップルが、結婚式を延期したり、中止をしたり。また地方から親族を呼ぶリスクを考慮して、最小人数で式を挙げたり、二人だけの「ウエディングフォト」に変更したりと、「結婚式」を見直す動きは相当数あったと思います。でも結婚式を挙げるあげないの前に、そもそも「婚姻数自体が減少」しているようです。
その中で「夫妻が出会ったきっかけの構成」はどうなっているのでしょうか。
「国立社会保障 人口問題研究所」のデータを調べてグラフ化しました。
みなさん、どう感じられたでしょうか?
ざっくり言うと、
・学生時代から付き合っている人
・就職して職場や仕事関係で知り合った人
・友人の紹介で知り合って結婚している人
が約7割です。
逆に考えると、
・学生時代から続いている彼氏彼女がいない
・職場に結婚適齢期で自分と合いそう人がいない(出会いがない)
・友人知人の紹介がネタギレ
こうなってしまうと、出会いの機会は急激に減少していきます。
自分の過去を振りかってみても30代以降は、仕事はともかく、恋愛や結婚相手として意識できるような出会いは、急激に減っていった気がします。
でも結婚したい人が減っているだけではなく、したくても職場と自宅の往復では、「よいご縁」に出会えないのは、納得できます。
では「夫妻が出会ったきっかけの構成」ですが、経年変化はどうなっているのでしょうか。
一番顕著なのが、「見合い結婚」の比率です。
1982年では、約3割がお見合いで結婚していました。意外!
それが2015年では、6.5%にまで激減しています。
1982年は、バブル景気に向かう時代であり、携帯やスマホ、メールもありません。
現在のような、セクハラ、パワハラ、モラハラ等の言葉もありません(良い悪いではなく)。
私が想像するに、地方は特に「早く結婚するべき」という風潮があったでしょうし、会社の上司は「君もそろそろ結婚は考えていないのか?」「〇〇会社のお嬢さんとお見合いしてみないか」。生命保険のおばさまや、近所のおばちゃんがお見合いを勧めてきた、
「人間マッチングアプリ」
的な方が、たくさんいたのではないでしょうか。
この「気遣い」や「おせっかいさ」は、「大きなお世話」であると同時に、ある程度、人と人を結びつける機能も果たしていたと思われます。
でも最近はどうでしょうか。
上司は部下を飲みに誘わなくなり、独身者に「いい人がいないのか」とか聞いてしまうと、即セクハラ認定になり、そういう個人的な話はほとんどしなくなっています。
生命保険や損害保険は、ネットで契約。マンションではご近所の交流はなく、となりに誰が住んでいるのかわからない状態。特に都市圏では人と人との交流が減っていたところに、コロナ禍が拍車をかけました。
こんなんじゃ、出会えるわけがない!
と思います。
結婚相談所やアプリの活用は急増している!?
「国立社会保障 人口問題研究所」のデータは2015年が最新です。この時よりもスマホやSNSでの発信、情報収集は進んでいます。
この調査には「マッチングアプリ」等はまだ入っていないと思いますが、2022年度以降に調べれば、アプリや相談所での出会いや婚姻数は増えていると思います。
それが「見合い結婚」のカテゴリーに入るのか、新しいカテゴリーができるのかはわかりませんが、、
「結婚をしない」という人を除き、結婚をしたいと思っていても、学校や職場でそのようなご縁がなかった人たちは3割。
3割って、大きいですよ!
「出会いを創出する」という意味において、
結婚相談所や、我々アドバイザーや仲人の役割はますます重要になると思います。
日本の総人口の減少や少子高齢化問題、最近の事件にもある「8050、9060問題」。大きな課題やテーマはありますが、まずは自分にできることとして、一つ一つの出会いを丁寧に作り、その方々に寄り添って「成婚して頂く力になりたい」と、改めて思いました。
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